IPv6の登場

IPv6(アイピーブイ6、アイピーバージョン6、Internet Protocol Version 6)とはインターネットプロトコルの次世代版 現在、主流のIPv4にかわるものとして、それまで約 232(= 約42億)個であったIPアドレスを約 2128(= 約340澗)個まで使また、Webブラウザのアドレスバーに入力するなどの、URLのホストパートをIPv6アドレスで指定する場合は::1ならば[::1]のように[]でくくる。えるようにしたのが大きな特徴の一つである。340澗個のアドレスとは、340兆の1兆倍の1兆倍のアドレス空間があるということである。この値は、事実上無限大であると考えても差し支えないほど大きい。(Version 6) となる通信プロトコルである。

IPv4の枯渇

IPv4のグローバルアドレスが枯渇してしまい、新規にIPv4のグローバルアドレスを割り当てることができなくなるため、インターネット上に公開されたIP機器を増設することが不可能になる問題である。既にIANA(Internet Assigned Numbers Authority)の管理するIPv4アドレスは2011年2月3日に枯渇した。また、各RIR(地域インターネットレジストリ)の管理するアドレスも早いところでは2011年4月下旬までには枯渇すると予想されている。

現在の状況

日本国内では、一部のISP(接続業者、ホスティングサーバ業者)によって商用・実験サービスが開始されているほか、NTT東日本及びNTT西日本によって、一部のフレッツ網で利用されている。また、日本国内におけるISP各社の対応については、インターネットプロバイダー協会(JAIPA)「ISPのIPv6対応について」でまとめられている。
なお、アメリカでのアメリカ国防総省によるIPv6化宣言により、アメリカにおいてもIPv6化が進むことが期待されている。
また今後、IP放送、IPテレビ電話及びIP電話等のエンドユーザサービスにIPv6を採用することが進むとも考えられ、そのようなIP上の専用サービスがIPv6の普及の牽引役となることも期待される。
なお、IPv6のプロトコルを有効にしているWindowsを使用しているユーザの場合、Microsoftが無償提供するTeredoサービスを利用する形で、通信速度に問題があるものの、既にデフォルトでIPv6で通信可能な状態になっている場合がある(ただし、Teredoサービスを利用している場合には、DNSクライアントの仕様のため、事実上IPv6が使用できない)。
2011年2月3日にIANAにプールされていたIPv4アドレスが「在庫切れ」となったため、日本でのIPv4アドレスは2011年4月に枯渇した。 今後は、IPv6を使用しなければ新規にグローバルIPアドレスを取得できなくなる。